●現地銀行口座を開設したい
Q)ずかな資産(…と呼べるほどの額ではありませんが)を元に生き残りを賭けてNZへの投資、移住を考えてます。子供の将来の事、自分の老後の事等をぼんやり考えたりしてますが、日本は魅力のある国だとは思えません。
今の日本の経済状況を見ても、痛みだけが伴い行く先が明るいとはとても思えません。現にこんな田舎に住んでいてもジワリジワリ住みづらくなっているのがニブイ私にもわかります。そんな私が最近、自分が自分らしくいられるだろう国をNZと決めました。
手始めに現地口座開設をと、調べてみたら留学、移住以外の場合は10万USドル相当以上でないと開設できないとありました。そんな大金あるわけがないとあきらめてましたが、だめもとでANZ東京支店に問い合わせたところ5万NZドル以上で開設できますよ、とやさしいお声でうれしい返事が返ってきました。とは言うもののこれだって決してかるくポンッと出せる額ではない…が、とりあえず資料を請求しました。もうひとつ現地口座開設をサポートするというイースト・ウィンド・ファイナンスというところにも資料を請求しました。送金手数料等が安いみたいですが、こういうところに大事なトラの子を託してよいものかどうか不安です。

A)昨今の日本の政治経済状況を見ていますと貴女のような方が日本で増えて行くのもうなずけます。貴女がニュージーランドを選択したのは良い決断だと思います。
さて、外貨預金の件ですが一番注意しなければいけないのは銀行以外の民間業者に業務を委託するのは絶対に止めてください。
貴女の心配の大事な虎の子がそっくり蒸発する事が大いにあります。
大手銀行で格付けがAA以上であればどこも同じ事ですが、後は貴女がやりやすいところで行うのが良いと思います。
ただし、日本国内の外国銀行でも今騒がれている預金封鎖の対象にはなると思います。
又、分離課税(利息にかかる税金)は日本では20%ですが、ニュージーランドで預金した場合2%です。もし、不動産視察などでニュージーランドに来る予定がありましたら、こちらで預金をされたら如何ですか?

●NZのNBA銀行について
Q)NZにおけるNBAの外貨預金について質問があります。
知識も大してないような私でございますし、身近にも、日本に対する危機感をもっている人も、(少なくとも外国に一部資産を避難させておこう、と考えている人は)私が知りうるかぎりではいないのですが、仕事柄、個人や中小企業の経営状況が惨憺たるものだという事を、マスコミ情報だけでなく身近に感じているせいでしうか、どうしても日本の未来が楽観的だとは、考えることが出来ません。
『そんなこと(たとえば預金封鎖の様な)起きたときは起きたとき考えればよい、みんなだって同じ事になるんだから、自分だけいい思いしようなんて、ずうずうしいよ』と、親に相談すると言われてしまうのですが、私は用心深すぎで、欲が深いのでしょうか?親の様に達観出来ません。
そして、今は亡き祖母(祖父は戦死)に聞いた本当に混乱した、戦後のような経済状態が、絶対こないとは言えないと思っていますし、そのとき、資産が少しでも残っていれば、自分や周りの人に少しでも貢献できると、私なりに考えている訳です。と申しても、私自身預金をたくさん持っているわけではなく、NBAの海外預金口座開設の手伝い、10万米ドル以上可、という条件は、なかなかハードルが高く、大してお金があるとは言えない、年金暮らしの親から借りて‥というのも正直躊躇してしまうのです。
私のように、たくさん資産があるわけではないが、危機感をいだいて悶々としている人は他にもたくさんみえると、思うのですが…。
やっぱり思い切って、人(私の場合は親)からお金を借りてでも、NBA海外預金口座開設サービスを日本でするべきか‥。
海外に行って開設するだけのことじゃない。と言われれば、それだけのことなのですが、英語力を残念ながらやしなってこなかったものですから。
何か少ない資産でも有効な方法がないか、本を読んだり、人に聞いたり、HPを調べたり、私なりに研究したつもりで、NBAがベストかとは、考えているのですが。
 

A)昨今の日本の政治・経済状況を考えますと政府に任せているわけには行かず、個人で何もしないほうがおかしい情況です。貴女がご自分の財産をご自分で守る事は当然のことで、人にとやかく言われることや遠慮する事はありません。世の中、負け組みになったときの悲惨さは決して味わってはいけません。
常に人より先のことを考え対策を考える勇気こそ勝ち組みに残る人と言えるでしょう。

御質問の件ですが、外貨預金の場合どの外国銀行も10万ドル以上に設定しているようです。
その理由は10万ドル以上でないと金利のうえであまりうまみを感じさせられないと言う事と、最大の理由は銀行があまり手間をかけずに預金量を増やしたい為でしょう。
もう一度NAB東京にTELし、日海より紹介を受けたと言う事で詳しく聞いて下さい。

しかし両親からお金を借りてまで外国預金をする事には小生は反対です。
自分の身の丈にあった生活をする事が第一で、預金もそれと同じです。
それよりもまだお若いのですから一度ニュージーランドに来られたら如何ですか?
ニュージーランドなら1ドルからでも預金が可能です。
そしてニュージーランドで定期預金し、毎年一回定期預金が満期時にその利息でニュージーランドにリフレッシュ旅行に来られたら如何ですか。
その事が貴女のこれからの人生に大きな転機を生み出すと思います。
ニュージーランドの旅費はHISによると季節によってはそんなに高額でなく、滞在費も非常に安く十分利息程度で満喫できると考えます。そして、元金は手付かずのままですから、日本の情況が良くなったら又、日本円に替える事です。


●NZへの送金方法について
Q)
私はアメリカより1ヶ月まえにNZへ移ってきました。こちらへ来る前はアメリカの大学で日本語をおしえておりました。現在はる娘の育児に専念中です。
 
NZ郊外の住宅購入にあたり、1週間で頭金や住宅ローンなどの手配をしなければならなくなりました。
そこで、アメリカと日本の銀行口座からドル&円送金を予定してます。現在NZドルがとても強く、変換レートが大変悪いので、どうすればあまり損せずに送金できるか検討中です。たまたまNZの日本人対象雑誌で円送金サービスの事を知りました。円を円のままK社の銀行口座(日本円口座)へ送金し、そこから私のNZの銀行口座へ転送なるシステムだそうす。両替レートはK社のレートが適用されるので、日本で両替して送金するよりお得だというのがセールスポイントなようです。
 
そこで問題になるのはK社の信用性です。高額を預けることになるので、私も主人もはたしてこのK社を信用して良いのか迷っています。「K社の口座に送金して、もし持ち逃げされたら」とつい考えてしまいます。K社とは電話やメールで質問などをし、何度かやり取りをしていますが、対応などはきちんとしていました。主人も「何らかのきちんとした方のreferenceがあれば安心だが、。。。」と言っています。
 
そこで、もしK社やこの送金サービス、信用性・安全性などについてご存知のことがありましたら、お教え頂けますでしょうか?日海和尚先生ご自身、またはお友達の方など、ご利用になったことがありますでしょうか?
A)
率直にお答えいたしますとニュージーランド国内の銀行以外の両替商や円送金業者は信用しないで下さい。
貴女のお考えのように持ち逃げと言う事態も考えられます。こちらの雑誌に載っている業者は小生はあまりと言うよりほとんど信用しておりません!
 
一番良いやり方は、今貴女が使っている銀行でUSドルと日本円の口座を開設し、その口座にアメリカと日本の口座よりそれぞれUSドルと日本円で送金して下さい。
その後、その銀行でNZドルに両替して下さい。
両替するに当たって2〜3の銀行にレートを確認し、一番良い所で両替して下さい。
小生の今までの経験から大銀行であればそんなに違いはないと考えます。
どのような事があっても民間の業者には任せない事をお勧め致します。
小生はA銀行を利用しており、USドルと日本円の口座も簡単に開設できそのままNZドルに両替しています。
レートも一番良いレートを貰っております。
ご主人とその点は銀行に行って交渉してみて下さい。

●海外口座開設について
Q)はじめまして。運良く、和尚様の何でも相談ページを拝見し、私も海外口座開設について詳しくお話を伺えればと思いメールいたしました。

預金封鎖については以前から様々な本で言われているとおり、近い将来に必ず起こると承知しておりましたが、具体的にオフショア口座をもち、インターネットで日本にいながらにして口座を管理できるのは、手近なところでHSBCという情報がほとんどでした。HSBCで外貨預金も出来、且つインターネットで口座管理が出来るという口座は通常日本では開設することが出来ず、また紹介がなければ建前上は開設できないという厄介な事実を知り、海外口座開設をしたい、と思いながらもそのままの状況になっておりました。

昨今の日本の不況、諸問題を考えると、このまま日本で老後を送るのはあまり明るいことではないかもしれない、と思い立ち、夫と
NZへ移住する計画を立てております。
永住権取得を目的に、大学院(もしくはポリテクニック)に留学、卒業しようと現在準備をすすめておりますが、まだ具体的にはNZへの渡航の時期、場所なども決まっておりません。
そのような状況でも、
NZの銀行に口座を開設することは可能でしょうか?
更に、現在CITIBANKにて外貨預金をしており、継続して外貨を預けられ、なおかつ
日本にいても現金を引き落とすことが出来るような銀行口座を希望しております。

まだまだ若輩者で、預け入れる金額もたいしたものではないのですが、私のようなケースで海外口座開設についてよきアドバイスがございましたら、ぜひともお願いしたく、よろしくお願い申し上げます。
 
A)昨今の日本の銀行の情況や金利の状態を考えますと外貨預金を検討する方が増えて行くのも当然の事であり、小生のコラムに書いたようにモラトリアムが実行されるのも時間の問題といえるでしょう!
小生が皆様に紹介しているナショナルオーストラリア銀行(NAB銀行)も
外貨預金の預金者がうなぎのぼりに増えているそうです。貴方が検討している香港上海バンクも格付けでは上位にあり、NZでもあちらこちらに開業しておりますが非常に堅実な銀行な為、金利の面で他銀行より少し悪いようです。
シティーバンクもニュージーランドにはありますが数が少ないのと小生はアメリカ資本の為あまり使う事を薦めておりません。
今後、アメリカはイラクや北朝鮮等と対峙するなど何かと問題がありUS$も不安定な動きをするでしょう!
又、アメリカの景気も今後下降していくのも心配の一つです。
その様なわけで小生はコラムにも書いた様にオセアニア地区で格付け上位のNAB銀行を薦めているわけです。
貴方が要望しているように
日本にいながら口座を管理したり、又 ニュージーランドに口座を開設したりする事も出来ます。
現在大々的なキャンペーンをしている様で
金利も他銀行に比べ非常に良いようです。
NAB銀行の外貨預金担当マネージャーに日海より紹介されたと電話をしてその点について詳しく尋ねて見て下さい。

さて、老後をニュージーランドに移住する計画を立てているとの事、まだ25歳とお若いのに将来設計がすでに出来ているようで関心致しました。
当地
ニュージーランドでは高齢になるほど移住に関するビザの取得が難しくなるようですので貴方のように若いうちにその準備(永住権取得)等をする事は賢明な選択と言えるでしょう。

●外貨預金を検討しています
Q)日海和尚さんの預金封鎖を拝見し、外貨預金を検討しておりますがHPなどに高利率の預金を載せている業者がいるようですがどのような外貨預金が良いのでしょうか?
 
A)小生の預金封鎖のコラムの他にこの問題は沢山の専門家がこの件を指摘しており、間違いなく実行されると考えられ、貴方が日本円を外貨預金に替える事は良い選択と考えます。
近い内、日本国は外為法の改正を行い、日本円の国外持ち出しを制限する等、規制を強化する予定です。
そこでどのように外貨預金に交換するかにつきましては日本在住の大手外資系銀行のナショナルオーストラリア銀行等に相談する事をお勧め致します。
小生も当銀行の海外口座紹介マニュアルを持っておりますので貴方に転送する事も可能です!
一番気お付けなければいけない事は絶対に銀行以外の民間業者にお金を預けるような事はしない事です。
特に高金利をうたっている業者は要注意です!
世の中美味しい話には気をつける事です。


●外貨預金の為替リスクについて
Q) 日海和尚さんのご指摘通り私も外貨預金を検討しております。しかし、外貨預金には為替のリスクがあると聞いており心配です。将来ニュージーランドに移住し様と考えていますがご意見お聞かせください。

A)
貴方のご心配の通り外貨預金には為替のリスクと言う物が付き物です!
しかし、その外貨預金の目的が短期間に利益を上げる為の投資目的か?又、将来ニュージーランドに来る為に現在の日本の0%の定期預金にして置くよりは6%のニュージーランドの定期預金にしておき、移住後に生活資金として使うかの違いだと思います。
小生も12年前に1ドル=90円で交換したニュージーランドドルが現在は1ドル=60円になっており。実質30円も損をした計算になりますが、ニュージーランドにおいては1ドルは1ドルの価値がありますので何の問題も無く生活しております。
この12年間の間に定期預金の金利が9.8%のときもあり、現在も6%以上で定期預金をしております。
そのおかげで12年前に持ってきたお金が減っていない事も事実です!
又、何度も申上げますが、預金に関しては一流銀行(格付けがAA以上)の銀行をお勧めします。
日本ではナショナルオーストラリア銀行がその基準を満たしていると思います。
小生の名前を出していただければ担当マネージャーが外貨預金や定期預金について詳しく説明してくれると思います。
何度もお話しているようにくれぐれも民間業者にはたとえ高金利であっても預金などしないで下さい。





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